ごほうび日記  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

晴れ、時々プッツン





保護される前に何があったか知らないけれど、レトの人見知りは今になっても直らない。ワンコ達には吠えられようが何とか友達になろうと近寄るが、人に対しては選別してしまう。一度気に入られれば何時でも傍に寄り添っている。
私の場合、光栄にもレトに気に入られたのか、帰宅時に吠えられる事はない。しかし、嬉しさの表現か飛びついてくるので、落ち着くまで無視していることの方が多い。着替えが済むまで背中を見せ目を合わさずにいるが、それでもシャツを少し切られた事もあった。その当たりはご愛敬で許すとしよう。
しかし愚息達に対しては玄関のドアを開ける音で引き腰になり、入って来るなり吠え出す。それに合わせて先住犬も一緒になって吠えているが、どうやら先住犬はレトを叱っているようだ。それでもこの頃は手からおやつを食べられるようにまでなった。嫌われても辛抱強く接すればレトを口説き落とせるだろう。

普段大人しくしているレトも日にじゃれ掛かってくる事がある。エスカレートした姿はプッツンしたようにも見える。家内に遊んで貰えると思えばエプロンの紐を咥え引っ張り合いを要求する。当然私に対しても甘噛みをし遊びを誘う。本来はこちらからの求めに対して服従させるようにと思っていても、誘われば構いたくなるのもだ。それでもエスカレートした行為があった時は、「オスワリ、オテ、フセ」と違うコマンドを出し服従させるようにしている。これが意外に大人しくなる。そして褒める事も忘れずにすれば、可愛いレトに戻る。



走って、暴れて、一休み。また走ってと、ドッグランでは何時ものようにエネルギーを解き放している。穴掘りも得意技。ベンチの下を掘って火照った体を冷やし休んで、また友達と走る。長い舌もレトには大切な冷却装置。

1年前も同様に走り廻っていたが、その走り方はチョロQがラジコンカーに昇格したようだ。

2009年09月12日(土) No.41

友達誘って一暴れ