ごほうび日記  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

「ごん」、おめでとう!




ご家族に迎え入れていただきありがとうございました。
芯は強いが大人しく人の傍を片時も離れない、離れたくない甘ったれな奴です。一緒にいれば何となくこちらもホッとするような存在でした。

吠え声の大きいことはご愛敬と言うことで許してやってください。
活発に遊ぶタイプではありませんが、散歩とおやつは大好きです。一緒に走るのも大好き?なようですので、日頃の運動不足解消にきっと役立つと思います。「ごん」も走って体型維持かな。足首を噛まれないように。(笑)

「ごん」から「ゴン」に改名?
命名者は喜んでおりました。




募集中177の「ララ」

「ごんちゃん、おめでとう。幸せ掴んだね。」(ララ)
「また、あんたか。ありがとう。お先に。またいつか会おうね。」(ごん)
「今度は私の番だね。期待して。」(ララ)


改めましてこの場をお借りし感謝の意を表します。

2010年02月28日(日) No.56

スリーフィンガー・ピッキング


人の一生で17歳頃を境に脳細胞や体力(お肌の含め)衰退の一途を辿ると聞いたことがある。誰に聞いたか覚えていないがちょうど高校生の頃で、当時はそんなこと考えもしなかった。今となっては「確かに言えるよな。」と独り言言う。
犬の1歳が人間の年齢に換算すれば重なるのだろうか。人も犬も若い時に覚えた方が良いのかと思うのだが、犬の方が後からでも色々覚えられるので人間より賢いのかも知れない。少なくとも私よりは。

「ごん」が吠え出す様子はご紹介済みだが、電話口で吠えられると聞き取れなくなる。最近は電話の呼び出し音が鳴り吠え出しを制してから受話器をとるようにしている。どうにもならない状況は、電話中に玄関のチャイムが鳴った時だ。これは先住犬と共謀して吠えながら階下まで降りていく。
留守番をさせるとき、「お留守番だ」と言い玄関を出て行くが、その時は大人しくして吠える事はない。しかし、ちょっと外へ出ると吠えることがある。
朝ご飯を待たせて新聞を取りに出ると「飯が先だ。早くしろ。」とでも言いたいのか吠える。吠え声は大きいが吠えまくる奴ではないので、朝のご挨拶かと許してはいるが、もう少し覚えさせたいところだ。



1歳頃の記憶で何が残っているかは分からないけど、シュレッダー音に反応することを書いた。上部機械部分と裁断させた紙が溜まる下部ボックスの間に穴が開いている。そこに鼻を近づけてボックス部分を引っ掻く仕草をする。これは散歩の途中でジュース、たばこを買おうと自販機にお金を入れると「何だ、何だ。」と取り出し口に鼻を近づけガッガッと太い前足を上手に使う。
面白い仕草だから適当にやらしていた。
それが失敗の始まりとは知らずにいた私であったのだ。



私らの高校生の頃と言えば猫も杓子もギターを弾きたくなり、(もてたい一心か)親にねだりフォークギターを手に入れ、コード表や教本を見ながら練習した。C・Am・Em・G7・・などを押さえ、じゃら〜んと弾き出し大方Fコードで挫折するパターンだが、ここは何とかクリアしレコード(まだCDは無かった)をすり減らすまで聞き、お気に入りミュージシャンのテクニックを真似た。
そっくりに弾けた時は、同士と談義に花を咲かせ、やはり脳細胞が活発な時だったと振り返る。
前置きが長くて申し訳ないが、今でも時々ギターを引っ張り出し騒音迷惑顧みず弾き鳴らしているが、指が動かない、忘れたことはあっても当時からの上達はなく、単なる親爺の騒音と言われるだけ。オマケに数本あるのも邪魔だと言われながら、ここまで持ちこたえている。恐らく消滅と同時に大事なギターも処分されることだろう。
ワンコ達の前でも歌ったり弾いたりし聞かせているが、どいつも拍手はしない。うっとり聞き惚れている奴は今までいなく、蓄音機に耳を傾けているあのシンポルワンコは嘘なのかと思う。(どうやら聞き惚れている訳ではないらしいが。)

ここからが本題で、音に敏感な「ごん」が唯一反応を示した。ストローク奏法では、ワンワン吠えるが、スリーフィンガーピッキング、アルペジオ等静かな奏法ではウォ〜ン、ウォ〜ンとまるで一緒に歌っているようだった。
なんて可愛い良い奴なんだ、分かってくれるのはお前だけかと嬉しさに浸り頭を撫でた。
ギターにはサウンドホール(胴体の穴)があり、その上に張ってある弦が振動して音が大きく鳴る。もうお気付きかと思うが考えてみるとシュレッダー、自販機に良く似ている。私には共通点が見いだせなかったが、「ごん」にとっては同一の音が出る代物だったのであろう。穴の中は覗けるし、何やら不思議で興味深い音がする物体だったのだ。

指が痛くなったのでケースに仕舞おうと立ち上がった瞬間、「ジャラーン」。
「ごん」の太い腕に付いている立派なフィンガーが弦にヒット。そのままピックガードを外し立派な傷跡が残っていた。
=おー ・ まい ・ ごっど= なんと見事なスリーフィンガーピッキングだ。



青春の思い出が詰まっているギターに新たな「ごん」の爪痕が記憶として刻まれた。
家内と娘はこれを見て、ただ笑っているだけだった。



「とうちゃんの青春時代はセピア色だったのか。」(ごん)
薔薇色ではなかったことは事実か。遠い昔だよ。ほっとけ。



2010年02月19日(金) No.55

注意書き


生まれ育った時から家には犬がいた。子供の頃の写真にはアキタ犬がいっしょに写っている。やや小振りアキタ犬だったが、子供の私には大きな犬だったと記憶している。犬と言えば日本犬を思い浮かべ、その頃近所で見掛ける犬は大抵日本犬か日本犬のミックスで、今でこそ多く見掛ける犬種は珍しかった。
コーギーを知ったのも随分と後のことで、ダックス同様に短足、胴長の容姿には思い浮かべる犬とはかけ離れていた。

コーギーを初めて預かることになった時、この犬種に関する知識は皆無で、スタッフからは神経質な点からお腹を下しやすいとレクチャアを受けたが、その他のことは後から徐々に聞いたことであった。
確かにお腹を下していて1週間程はあっちでP、こっちでGと片付けに忙し時期もあり性格性質まで観ている余裕はなかった。

犬種図鑑でウェルシュ・コーギーを調べると、カーディガンとペンブロークのコーギーが書かれていた。
余計な話だが、どうして洋犬の犬種名は覚え難く長ったらしいのかと思うのだが、日本犬の様に単純明快(アキタ、柴、土佐、四国、甲斐、北海道・・・)に私の老朽化した脳細胞でも覚えられる様にならないかとも熟熟(つくづく)思う。未だに何度も声に出し唱えても直ぐ忘れる犬種名がある。やっぱり老朽化は建て替えしかないか。(文化財なら保存もあるが・・。)

基、そのカーディガンの説明に「カーディガン・ウェルシュ・コーギーが近くにいる時には、足首に注意してください。」と書かれている。一体全体何の注意書きだと考えてしまうが、読み進めばこの愛くるしい瞳とは裏腹な性質が書かれている。
カーディガンに比べ、ペンブロークは押さえられているようだが、元は家畜のくるぶしに噛みつきながら追い立てる使役犬で、噛みつきやすい性質はその潜在的性質にあるらしい。
これは大変な犬種を預かったと思ったが、初めてのコーギーは楽しく走り廻って活発ではあったが、大人しく人懐っこい子であった。身構えて接する必要もなく、寝姿は親爺的大股広げのでかい高鼾で、一緒に寝ていると似た者親爺が寄り添っているようであった。



現在はお殿様待遇で大事にされていると聞く。


コーギーを連れて散歩していると、柴犬や同種を連れている方はやや警戒してすれ違う。コーギーの性質を知っているのか、相性が悪いのか必ずと言ってよいほど、「男の子ですか。」と聞かれる。「取り敢えず男の子です。」と答えるとその警戒心は増幅されるらしい。
確かに男の子は力もあり闘争心や縄張り意識も女の子の比べあるのかも知れないが、長めのショートステイをした女の子のコーギーは優しい顔つきだったが、今まで滞在したどの犬にも勝り、狭い我が家を数分間ぐるぐる走り回り、先住犬ジョンは、ソファに上り高い位置からその様子を呆気にとられた顔で止まるのを待っていたほど、活発だった。
ドッグランで走らせれば、大きなハスキー犬に追いかけられても猛スピードで低い体型を生かしベンチの下をくぐり抜け、上手に躱していたほど素早さは見事だった。
活発な女の子だったが、自ら喧嘩を売ることはなかった。



優しい飼い主さんの元で、若さを一杯振りまいていると聞く。

さて「ごん」はと言えば、男の子にしては気弱な性格であるが、芯は強いと感じられるこの頃である。
強情な点はなく指示にはよく従うし、悪戯しないのは優等生であるが、威嚇されれば売られた喧嘩は買うようだ。ジョンに押さえられてもウーウー言っているだけだが、不意にお尻から見知らぬ奴が近づけば、攻撃することもある。
どんなに大人しいからと言って散歩の時は注意しながら友達と接せなければ、コーギーの強靱な噛みつきで相手に怪我をさせてしまい兼ねない。
いざとなれば潜在している性質がロードされることであろう。



「俺、足首なんか噛まないよ。面倒だし、疲れるし、ジャーキーはお腹一杯になるまで噛みたいけど。」(ごん)

どのコーギーも活発であったものの噛み癖や利かん気の性格ではなかったが、コーギーを預かった方で、先住犬(大型)の足首を噛んだり、人の手を噛み大怪我を負ったと聞く。このような性質から引き出すにも慎重にならざるを得ないのだろう。引き出した途端、潜在ファイルを実行(カチカチ)する奴もいるらしく、なかなか難し犬種なのかもしれない。
幸いにして我が家に滞在したコーギーは男の子であっても大人しく、一緒にいると楽しい奴ばかりだ。
こんなことを書くと「それでは次はバカタレを経験してみますか。」と言われ兼ねないような気がする。
以前飼っていたビーグルミックス犬に手を噛まれたことがあり、その痛さと怪我の直りが遅いのは経験済みである。今でもたまに小指の先が痛むことがあり、当時を懐かしく思うのだが、本気で噛まれると大変だ。



写真右側のコーギーは只今募集中177のララちゃん

この子も大人しい女の子で、人にもワンコにもフレンドリーに接しますし、躾がしっかり入っているようで人の言うことを聞く子です。

「あんた誰?」(ごん)
「177のララです。ヨロシク。」
「そう言われても、ここ俺の日記だからよ。」(ごん)
「まあまあ、堅いこと言わないのよ。」
「んっま、いいか。」(ごん)






2010年02月13日(土) No.54

お客


「ごん」の吠え声は低音で結構響く。
吠えることは少ないが、チャイムの音、不審者侵入(家族の帰り)、朝ご飯を待っているとき(早くしろと催促)には吠える。
面白いのは家内が洗濯機の前に立つと吠え出す。シュレッダーの裁断音、コピーの紙が出てくる音など機械音には敏感に反応する。(吠えるよりウーッと言っている)
外では、すれ違うワンコには適当に挨拶するか、関心無く通り過ぎるだけであるが、宅急便などの荷台を開ける音には異常に反応する。一度だけ宅急便のお兄さんに向かって吠えたことがあった。
過去に嫌な思い出でもあるのか、それとも金属音が嫌いなのか判らない。

話は変わって、先日ご近所のワンコが遊びに来た。遊びにというより朝から夕方までのホームステイであった。
飼い主さんのご主人が最近病で亡くなり、ちょっと寂しい思いをしていたのだが、今では奥様にべったりの甘えん坊さんになっている。

狭い我が家でワンコ3が動き回ると忙しい様に思えたが、案外大人しくしているもので、特に手が掛からずこちらも仕事に没頭(正しくはボーっとか)できた。
名前は「ボン」。「ジョン」に「ごん」と「ボン」。続けて呼ぶと、どれがどれだか分からなくなる。
ボンがうろうろしている姿をワンコ2は仲良く寄り添って静観していたが、「何でおまえ、此所に居るの?」てな顔をしていた。



「とうちゃん、何か彷徨いて居るんですが!?」

ワンコ3を引き連れて散歩に出掛けたが、皆大人しく引っ張ることも無く歩いてくれるので、2が3になっても特に問題はなかった。(3が5になったらどうかは知らないけど・・・)

ジョン・ごん・ボンは似たもの同士か、お互いじゃれ合うこともせず、ただ静かにそれぞれの場所で寛いでいるだけの奴らだ。
おやつを貰うときだけ、共同戦線を張っているようにも見えるが・・・。
皆、野郎ばっかだが可愛い奴らだ。



下の方にいるワンコが気になるのか?



ハイ、記念撮影です。
2010年02月02日(火) No.53